今週の偈 2026.08.31
五つを修める
解脱とは、自然に顕れるものではありません。 希望したからといって、嫌がったからといって、執着が消えることはないのです。 なぜならば、嫌がることすら執着だからです。
要するに、 「生きることは苦だから嫌になったよ」 という人は、覚ったのではなく 「嫌がる」 という煩悩に嵌(はま)っただけです。 その人は、その感情に合わせた身口意の行為をして業を溜めるのです。
修行者は、saddhā信、viriya精進、sati気づき(念)、samādhi定、pañña智慧(慧)という五つの能力(indriya根)を完成することで、執着を断つことに成功するのです。
アルボムッレ・スマナサーラ
サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻 サンガ新社より
