今週の偈 2026.10.5
修行者にブッダのアドバイス
修行を始めたとはいえ、心は思考・妄想でいっぱいなのです。 お釈迦様は、亀をたとえにして教えます。 竜の甲羅から外に出ている部位が六つあります。 左右の前足、左右の後ろ足、頭、尻尾です。 もし、外から危険なものが触れたら、ただちに俺がその部位を甲羅のなかに引っ込めます。 そうやって危険を避けるのです。
修行者も、眼耳鼻舌身意に色声香味触法が触れて危険な貪瞋痴が起きそうになると、ただちに眼耳鼻舌身意を守ることにするのです。 このやり方は、本格的なヴィパッサナー瞑想でもあります。
それから、色声香味触法に何も期待しないことにします(anissito)。 たとえば、食べても美味しい味を期待しない。 音が耳に触れても、心地よい音を期待しない。 何かを見て、心を楽しませようと「色」に期待しない。 何か考えて楽しくなろうと、意の対象である「法」に期待しない。 それから、他の生命に迷惑をかけないように戒めるのです(aññam aheṭhayāno)。
