寺子屋スジャータ

今週の偈 2022.5.16

我々は、仏説を理解して納得するように努力しなくてはいけないのです。個人レベルでも、仏説はそのとおりであることを自ら発見しなくてはいけないのです。「仏説は正しいのだ、真理なのだ」と信仰を持って謳うことは、何の役にも立たないことです。人々は五根から入る情報を捏造して認識します。捏造した概念を組み立てて、「これが真理だ」と結論をつくるのです。この認識プロセスをそのままにしている限り、個人に真理は明らかになりません。お釈迦様は真理を発見するために、並々ならぬ努力をしたのです。しかし、私たちにはその仕事を迷うことなく続けられます。真理を発見する方法を完全に語られているからです。その方法は、人間ならば誰にでも実行できます。

アルボムッレ・スマナサーラ
『パティパダー』通巻327号(最新号)ウェーサーカー祝福法話“仏陀の出現” p.21 日本テーラワーダ仏教協会より

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