今週の偈 2026.08.17
過去のデータは捨てましょう
世の中は絶えず刷新されているのに、過去のデータで生きていれば、一日一日ずれが大きくなって不幸を隠す上塗りをしなければならないことになります。上塗りしても中身は変わらないのです。昨日よりは今日、今日よりは明日は不幸になります。
70歳まで生きていれば、誰だっていろいろな成果も上げたでしょう。仕事でも子どもの教育でも、立派にやって来たということはわかります。だから、それを否定するわけではありません。
ただ、すべては「過去のこと」です。 今日を楽しく生きるには、なんの役にも立たないどころか、むしろ足を引っ張る要素だということを忘れないでください。
過去を持ち運ぶ人は、腐った遺体を背負っているようなものです。臭いから、周囲の人たちは嫌がって離れていきます。
もう、過去を懐かしむのはやめましょう。
過去にあったものが今はない。そんなことは当たり前です。ニキビだらけの高校生は中学時代の愛らしい体には戻れません。過去にあったものを、今も手にしている人などいないのです。
アルボムッレ スマナサーラ
70歳から楽になる 角川新書より
