寺子屋スジャータ

第19回 「第一大『犍度』」その4「中道から四聖諦」 本編⑮

『お釈迦様の最初の説法とされる、5人の比丘に対して四聖諦を解き明かす中の集・滅・道です。苦しみが生じることと渇愛はいつもセットになっていますから、渇愛を断ち切ることから始めて悟れる道があるとお釈迦様は教えました。我の存在を疑わない無明から生じる一切の行には苦が生じる原因になっていると理解することで中道の智慧が始まります。苦を滅する方法、苦滅道が八聖道として語られ、因果法則を納得することによって全ての行の苦しみを無くせる四聖諦の完全なる理論が解き明かされました。

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藤本晃(慈照)

山口県下松市、 浄土真宗 誓教寺ご住職。
広島大学客員教授。

誓教寺ウェブサイト

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