今週の偈 2025.4.28
生滅しながら輪廻を繰り返していく
(前略)ですからテーラワーダ仏教では、人が死んでまた生まれるのは当然のことで、別にたいへんなできごとではありません。「死んで、生まれて」という循環は常にあるのです。今、生きている間でも、同じことが起きています。見る心がなくなって聞く心が生じ、聞く心がなくなって妄想が生じる‥‥。そのように、心は生滅変化しながら、常に流れていっています。命というものは、そのとき、そのとき、死んでいくのです。その瞬間、瞬間の死こそが、仏教における「死」です。
アルボムッレ・スマナサーラ
心の中はどうなってるの?役立つ初期仏教法話5 サンガより