お知らせ・活動報告

Vol.4

朝晩は秋の気配を感じるようになりました。今日は満月の布薩日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。今号は3本の記事をお届けします。お時間あるときにご覧ください。

―・―・―・目次・―・―・―
1.長老への活動報告会
2.第1回オンライン子ども仏教学校
3.茶話会&情報局こぼれ話

 

1.長老への活動報告会

7月13日午後8~9時、スジャータ婦人会1周年の活動報告会が開催されました。世話役・スジャータ情報局・企画代表者の合計12名が集まるZoom会議にスマナサーラ長老をお迎えし、一人ずつ活動内容と感想を発表。最後にスマナサーラ長老からアドバイスをいただきました。当日の様子を以下のとおりお伝えします。

1-(1)-報告

【世話役から】
「現在、婦人会の会員は112名です。昨年は婦人会発足の年でしたので、第1期の世話役は会則の制定・メーリングリストの立ち上げ・㏋構築にも携わり、これまでに世話役会を36回開きました。また、世話役会や各精舎での話し合いを通じて、企画立案から実施、終了まで見守ってまいりました。企画についてはまだ数も限られており、課題はありますが、正式な企画には至らないまでも話し合いはたくさん行われました。会員の皆さまとの交流は深められたと思います。
婦人会2年目は、企画の活性化と相互理解をさらに深めることが課題。新たな世話役が1名加わり、情報局や企画の代表者も世話役会に参加するようになり、ますます賑やかになりました。またあらたな1年、がんばってまいります」

【企画代表者から】

1-⑴-A「アンケート」
「2019年7月に、婦人会初の企画としてスジャータネットワークによるアンケートを実施しました。残念ながら企画に直結する具体案までは出ませんでしたが、”何かをやりたい””お手伝いしたい”との声がメーリングリストで多数寄せられました。まずは会員同士で会話ができる場を作ってつながりを深めることで、さまざまな活動をしていきたいと思っています」

1-⑴-B「雨安居の食事お布施の仕組み作り」
「ゴータミー精舎では日頃から食事のお布施はしていましたが、地方にお住いの方も参加できる仕組みを作りたいと考え、2019年の雨安居を機に企画を立ち上げました。雨安居の食事お布施の情報をメーリングリストに流し、お布施の受付・問い合わせ窓口としてメールアドレスを設けることからはじめてみました。スジャータシスターズで情報を共有したことで、思いがけないほど多くの新しいつながりができました。これからも雨安居期間にかぎらず、食事お布施に参加する機会をたくさんの方と分かち合えるよう活動していきたいと考えています」

1-⑴-C「子ども仏教日曜学校」
「子育て中の親御さんにとっては精舎の行事に参加しやすくなり、お子さんにとっては人生の早いうちからお釈迦様の教えを実践できる――そんな機会を作れたらとの思いで2019年7月に企画を立ちあげました。関西月例瞑想会の開催日にマーヤーデーヴィー精舎で活動し、これまでに2回実施しました。

・イモ掘り大会(2019年11月)午前中は全員がスマナサーラ長老の法話に参加、午後に芋堀大会を開催しました。お子さん7名(1歳半~中学生)が参加して、サツマイモや枝豆をたくさん収穫、イモ掘り大会の後に慈悲の瞑想を行いました。

・ジャータカ物語の紙芝居(2019年12月)午前中は大人と一緒に子どもたちもスマナサーラ長老の法話に参加し、午後にはジャータカの絵本の読み聞かせと、その絵本の紙芝居を作りました。今回はお子さん6名(1歳半~中学生)が参加し、紙芝居が終わった後に慈悲の瞑想を行いました。

今後の取り組みとして、子ども向け仏教教科書の作成・長老による子ども向けプログラム(瞑想指導、法話など)・創作(「慈悲の瞑想カード」やお菓子作りなど)・その他アクティビティ(塗り絵など)をプログラムに取り入れてはどうか、というアイデアが出ています。課題としては、子どもの年齢に開きがあり全員が同じアクティビティをするのが難しいことが挙げられます。なお、コロナウィルス感染拡大による活動自粛のため、現在プログラムはお休みしています」

1-⑴-D「お寺交流」
「国内外のテーラワーダのお寺とつながり、学びを深め、交流することを目的とし、2019年8月にお寺交流企画チームを立ちあげました。2019年12月21日~30日には、皆さまより温かいご支援をいただき、スリランカ小学校記念式典に参加(式典の様子は『パティパダー』(2020年2月号)に掲載)。旅行参加メンバー7名全員が、ご支援をいただいた皆さまのお気持ちとともに旅してまいりました。

式典以外では、建設中のキリタマラヤ寺院講堂の見学、寺院参拝(6ヵ所)、瞑想センターの見学(3ヵ所)をしました。現地でドライバーを務めてくださった方の奥さまがプロの衣仕立て人ということで、ご自宅での実演を見学させていただいたり、現地でお会いした方から次の方を紹介していただいたり。予想もしなかったさまざまな情報を得ることができました」

1-⑴-E「スジャータ情報局」
「婦人会が発足したものの、会員間の連絡手段はメールとフォーラムだけ。もっとコミュニケーションをとりやすくし、婦人会の活動も発表できる場所が必要となっていました。そこで2020年2月、”スジャータ会員たちのネットワークを強化すること”と”HPの環境を整えること”を目的に企画を立ちあげました。

幸いにも、HP制作のプロ・プロのライター経験者・企画の総括的な経験者の3名がすぐに集まりました。”婦人会があるかぎり存続する部門”の意味を込めて、チーム名を”スジャータ情報局”とし、HP制作と同時に”スジャータ誕生秘話(動画)”の制作、”スジャータ通信(メルマガ)”の配信を始めました。

HP制作においては、プログラミングがわからない人でもメンテ作業をできるよう、技術的な作業(WordPress)を外注することにしました。それに必要な30万円ほどの費用を婦人会から募りましたが、こちらもあっという間に、26名の方のご喜捨によって実現しました。

新しいHPには”アクセスすることで、日ごろの生活に仏道を活かすことを思い出し、修行の励みになるように”という思いを込めています。情報局では”スジャータ寺の建立”をするつもりで制作しています」

1-(2)スマナサーラ長老から

報告のあと、スマナサーラ長老からスジャータたちへ以下のアドバイスをいただきました。

「やる人が楽しくなければね。リラックスして、気持ちよく、気軽に楽しくやってください。別に義務でやっているのではない、リラックスするためにやっているんだと。その建前で仏教活動もやってますよ、という感じでね。すごく気楽に、遊びみたいに考えると、けっこう頭がさえてきます」

リラックスして、お互いに仲良くなること――この言葉をいただいて報告会は終了しました。婦人会2年目は1年目を上回る企画が生まれるよう、世話役がさまざまにサポート。新しいホームページでも企画の出し方についてわかりやすい説明コーナーを設ける予定です。

皆さま、今年はどんどん活動していきませんか?

 

2.第1回オンライン子ども仏教学校

8月23日午前10時より、第1回「オンライン子ども仏教教室」が開催されました。お子さん7名が参加し、礼拝と慈悲の瞑想を1行だけ、皆で唱えるところからスタートしました。
続いて、『シカとキツツキとカメの友情』の読み聞かせ。物語のあとは「本当の友だちって?」をテーマに、シガーラ教誨経よりお釈迦様の教えを紐ときました。
3番目は身体を使ったプログラム。丹田と足の親指に力を入れる感覚を、遊びながら楽しく学びました。片足立ちをしながらの忍者ポーズ、みんなカッコよくできました。
最後は親子でお供えを作るレシピをご紹介。できる人は次回までにチャレンジして、できた作品を写真に撮って発表することになりました。

40分ほどでプログラムは無事終了。子どもたちは熱心に、よく吸収してくれたようです。参加した方からもメールで「娘は、絵を見ながら”シカさん? 袋は破れたの?”など、興味しんしん。Zoomが終わったあとも体操をやってみたりしていました」「楽しかった! 次が早く来ないかな、と言っております」「たいへん有難い機会を作っていただきました」などの感想が寄せられました。

参加してくれたお子さんには出席カードとシールを郵送されます。うれしいことに、出席カードが早くも売り切れ! さっそく出席カード増産という、幸先の良いスタートとなりました。
次回は9月13日10時から。事前にスジャータネットワークで案内が配信されますので、ぜひご参加ください。

 

3.茶話会&情報局こぼれ話

8月はオンラインでのイベントが、もう一つ。16日午前10時から開催されたZoom茶話会、とくにテーマはなく始まったのですが、な、な、なんと、まっさきに飛び出したのは「HPはどうなっていますか? 誰向けのHPですか?」。

そこで、まずは内需拡大(スジャータシスター向け)を目指していること。会員にとって安全な場所であることを確保したうえで対外的にも発表していきたいこと。幅広い年齢層への配慮をしつつデザインしていること。皆が気軽にアクセスしてつぶやけるような環境を整えていること――などを伝えました。

それからは出るわ、出るわ、ホームページと新しいフォーラムへの期待が。皆さんコミュニケーションが取れる場所を必要としているんだな、と改めて実感した茶話会でした。

情報局スタッフもますます作業に熱が入るところですが、本日はさらにうれしいお知らせが。千葉県在住のIさんが情報局に加わってくださることになったのです! これまでも「スジャータ誕生秘話」ムービー制作などで協力いただいていましたが、ライターとして携わってくださることになりました。さっそくホームページの原稿を仕上げていただいたり、仕事ツールに関してもアイデアを出していただいたり、なんとも頼もしいかぎり。

当初4名で始まった情報局も、世話役2名とIさんが加わって、いまでは計7名の大所帯に。作業ははかどるし、アイデアもどんどん出るし、大勢ってやっぱりいいですね。

――というわけで、誓教寺「戒律講座」の映像編集スタッフを引き続き募集します。藤本ご住職ファンの方、戒律講座に興味のある方、動画編集経験のある方(無い方も)、やってみたい方は、情報局までご連絡ください。

 

~生きとし生けるものが幸せでありますように~
スジャータ情報局

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