お釈迦さまの衛生観念は?
出家者は糞掃衣を着たり、乞食をしたりしますから、衛生に気を使わないイメージがあるかもしれませんが、お釈迦様は汚いのはもってのほか、という考えでした。路上生活をしていても、仏教では汚いのは禁止です。
お釈迦様は比丘たちにサウナに入ることを習慣にさせていました。当時のサウナは単純な造りでしたが、お寺(会)を建てるときも、必ずサウナを造りました。サウナで汗をたくさん流して身体の新陳代謝を活発にして瞑想するようにしたのです。そのように掃発ですが、おしゃれにはならないようにしていました。それでも乞食生活は格好良いことなのです。
アルボムッレ・スマナサーラ
ブッダの質問箱 サンガ新書より