寺子屋スジャータ

今週の偈 2021.02.15

人生はたとえれば蠟燭の炎のようなものです。
蠟燭の炎は、炎だけで成り立つでしょうか。そんなことはありません。 ー炎が触れる空気中の酸素濃度や湿度が違えば、炎の勢いも違ってきます。あるいは炎の溶け具合で炎の大きさは変わります。ー
もしも炎が「空気も蠟も関係なく自由になりたい」と思っても、炎が単独で炎として成り立つことはありえません。炎が炎であり続けるためには、さまざまな因縁が支え続けなければならないのです。その意味で炎に自由はないのです。

アルボムッレ・スマナサーラ
小さな「悟り」を積み重ねる 集英社新書より

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