寺子屋スジャータ

55話 龍王ナンドーパナンダを撃退したモッガラーナ尊者

南伝ブッダ年代記 | アシン・クサラダンマ | 花

アシン・クサラダンマ長老 著 
奥田昭則 訳 / チョウ・ピュー・サン 挿絵

第5部 さまざまな「悪」ブッダをめぐる人々

第2章 邪見の神々

55話  龍王ナンドーパナンダを撃退したモッガラーナ尊者

南伝ブッダ年代記

サーヴァッティのジェータヴァナ僧院(祇園精舎)に、世尊が住まわれていたときのことである。ある日の午後、アナータピンディカ長者が訪れ、世尊の説法をきいた。説法の終わりに、長者はとても幸せになり、世尊を招待しようと思い立って、こう申し上げた。

「尊師よ、どうか、わが家で明日、五百人の比丘とともに、わたしの布施食の招待をお受けください」

世尊の承諾を得てから、長者は自宅に帰った。

翌朝の夜明け前、世尊が一万世界を見渡されていたとき、龍王ナーガおうナンドーパナンダが仏眼の視野の中に入って、世尊はご覧になった。世尊はまた、龍王が邪見にとらわれていることも知られた。しかしながら、龍王の心は精神的変容をして成熟する段階にあり、馴致じゅんち可能で、三帰依さんきえを確立できるものであった。さらにまた、世尊は、誰が龍王から邪見を解き放つべきか思いめぐらされ、モッガラーナ尊者なら、この強力な龍王を馴致できる、と見極められた。(訳注:龍(ナーガ)とは、コブラのように首の周りに幅広の頭巾をもつインドの大蛇風の怪物)

夜明けになり、世尊は冥想から立ち上がり、アーナンダ尊者に、こう呼びかけられた。

「アーナンダよ、五百人の比丘に、天空の旅をする如来についてくるように、と伝えなさい!」

その日、ナンドーパナンダの宴会場では飲めや歌えの奔放ほんぽうな酒盛りをする準備ができていた。ナンドーパナンダは宝石をちりばめた玉座に座り、白い聖なる傘を頭上にかざしていた。龍の群れと、女の踊り子、音楽演奏者、歌手の三分野の者たちに取り囲まれ、豪華な食べ物を見ながら、天上のような最高の器に入れられた酒を飲んでいたのだ。まさにそのとき、世尊と五百人の比丘は、神通力によって空中に浮揚していたのであった。かれらは三十三(ターヴァティンサ)天まで行き、ナンドーパナンダの豪邸の上を過ぎ、龍王にかれらが見えるようにしたのである。

世尊とその弟子たちを見て、ナンドーパナンダに、次のような邪悪な思いが湧き起こった。

「こうした剃髪ていはつの行者たちは三十三天に行ってから、わが領内に来て、通り過ぎるのだ。いまこれから、かれらが足についた泥をわれらの頭上にまき散らしながら通り過ぎるのを、わしは許さんぞ」

ただちに、龍王は宝石をちりばめた玉座から立ち、シネール山(須弥山しゅみせん)のふもとへ急いだ。龍王はもとの姿を変えて、山を七回、グルグルとぐろ巻きにして、三十三天界を首の周りの巨大な頭巾で上から下向きにかぶせて隠した。

この奇っ怪な現象を見て、ラッタパーラ尊者は世尊に、こう申し上げた。

「前は、尊師よ、ここに立っておりますと、シネール山とその周囲、三十三天、ヴェージャヤンタ宮殿(最勝殿)、そして帝釈天(サッカ)の旗が宮殿に高く掲げられているのを、はっきり見ることができました。いったい尊師よ、何が原因でわたしは、シネール山とその周囲、三十三天、ヴェージャヤンタ宮殿、そして帝釈天の旗が宮殿に高く掲げられているのを、見ることができないのでしょうか? なぜでしょうか?」

「ラッタパーラよ、この龍王ナンドーパナンダはわれらに怒っているのだ。かれの身体で、シネール山に七回、グルグルとぐろを巻きつけ、首の周りの巨大な頭巾を広げて三十三天を覆って暗闇をつくり、われらに見えなくさせているのだ」

ラッタパーラ尊者が世尊に申し上げた。

「尊師よ、わたしに、この獰猛どうもうな龍王を手なずけさせてください」

しかし、世尊は拒まれた。この後につづけてバッディヤ尊者、ラーフラ尊者らを含む何人かの世尊の弟子たちが龍王の乱暴を鎮圧することを申し出たが、世尊は許されなかった。最後に、モッガラーナ尊者が龍王を手なずける許しをもとめた。世尊は、尊者に「手なずけなさい、モッガラーナよ!」と、いって、許されたのである。

間髪を入れず、モッガラーナ尊者は巨大な龍に変身し、ナンドーパナンダに十四回、グルグルとぐろを巻き、首の周りの頭巾をナンドーパナンダの首の周りの頭巾の上に揚げ、シネール山に対して強く押しつけた。龍王は蒸気をほとばしらせて闘った。年長者たる尊者が、こう告げた。

「お前の身体から蒸気を噴き出しているが、それはこっちも同じだぞ」と、いって、もっと強力な蒸気をほとばしらせた。龍王の蒸気は年長者を苦しめることができなかったが、年長者の蒸気は龍王を苦しめた。

そこで龍王は、ぼうぼう燃えさかる火炎を噴き出した。年長者が、こういった。

「お前の身体から火炎を噴き出しているだけではないのだ、それはこっちも同じだぞ」と、いって、さらに強力な火炎をほとばしらせた。龍王の火炎は年長者を苦しめることができなかったが、年長者の火炎は龍王を苦しめた。

苦悶くもんする中で、龍王はつくづく考えた。

「こいつはわしを押しつぶして、シネール山に押しつけている。それにこいつは、蒸気と火炎をほとばしらせている」

そこで、かれは尋ねた。

「誰なんですか、あなたは?」

年長者が答えた。「ナンダよ、わたしはモッガラーナだ」

「それでは尊者よ、比丘の姿になってみてください!」

年長者がもとの比丘の姿に戻り、龍王の右耳から入って左耳から出てきた。再び、今度は左耳から入って右耳から出てきた。同じく、右の鼻の穴から入って左の鼻の穴からから出て、再び、左の鼻の穴から入って右の鼻の穴からから出てきた。その後、龍王が口をあけると、口から腹の中へ行き、東から西へ、そして西から東へ、と歩いたのである。

まさにこのとき、世尊が、年長者たる尊者に警告を発された。

「モッガラーナよ、気をつけなさい! このナーガは怪力をもっている」

「尊師よ、わたしは神通力である四如意足しにょいそく(イッディパーダ)(訳注:欲如意足よくにょいそく、精進如意足、心如意足、思惟如意足)の開発育成に、五自在(ヴァシーバーヴァ)(訳注:引転自在、入定自在、在定自在、出定自在、観察自在)を通じて、成功しました。わたしは、それを基盤に据えて、確立し、完全に実践しました。わたしは、ナンドーパナンダのような並はずれた龍王を、一尾のみならず、百、千、いや一万尾、退治できます」

そのとき龍王は、こう考えた。

「あいつがわが身体に入ってきたときは、あいつを見ていなかった。だが、あいつが出てきたときには、わしは、あいつをわが毒牙のあいだにくわえて、食い尽くしてやろう」

このようなもくろみを立てて、龍王がいった。

「どうか出てきてください、尊者よ。わが腹の中でゆっくり歩いたり、速く歩いたりして、わたしを圧迫しないでください!」

年長者が出てきて、龍王の正面に立った。龍王は年長者を見るやいなや「ははぁ、これがモッガラーナか!」と感じつつ、鼻から猛毒をいっきに噴射して、直接、殺戮さつりくしようと試みた。年長者はただちに第四禅定に入って、命を奪う攻撃から身を守った。猛毒の噴射は、年長者の髪一本たりとも波立たせることがなかった。

ほかの比丘は、最後の入定だけはできなかった。ただちに第四禅定に入る能力は、世尊とモッガラーナ尊者にしか行使できない。つまり、この理由のために世尊はほかの比丘に龍王を手なずける許しを与えなかったのだ。早朝の冥想のとき、この重大な瞬間を世尊の智慧の眼で洞察されていたのである。

まさにその瞬間、ナンドーパナンダはショックを受けて、こう考えた。

「なんとまぁ、奇妙な! わが鼻から噴射した必殺の猛毒ですら、こいつの髪一本たりとも波立たせられないとは。この比丘は、まさに、すごく強力な奴だ」

この後すぐに年長者は、もとの姿から金翅鳥こんじちょう(スパンナ)に変身した。光り輝く神鳥で、龍の永遠の天敵である。龍王を追いかけ、必殺の金翅鳥火炎を放射した。逃げ道がなくなり、龍王は若い男に変身して、年長者の足もとにひざまずいて、こういった。

「尊者さま、わたしは帰依いたします」

年長者はかれに、こう告げた。

「ナンダよ、世尊ご自身が、ここにいらっしゃる。来たれ、世尊のもとへ、われらは行こう」

龍王を手なずけ、身中に毒を引っ込めさせ、年長者は、かれを世尊の御前に連れて行った。

龍王は世尊に礼拝し、こう明言した。

「尊師さま、わたしは帰依いたします」

世尊は祝福して、こういわれた。

「そなたが幸せな龍王でありますように」

その後、比丘たちを伴い、世尊はアナータピンディカ長者の家に向かわれた。

かなり長いこと待ちかねていたアナータピンディカが世尊に尋ねた。

「尊師よ、なぜ、夜が明けてからこのように経つまで、お来しにならなかったのでしょうか?」

「生死をかけた闘いが、モッガラーナと龍王ナンドーパンダで、あったのだ」

「尊師よ、どちらが勝ち、どちらが負けたのでしょうか?」

「モッガラーナが勝ち、ナンドーパンダが敗れた」

アナータピンディカは、このニュースに大喜びして、こういった。

「尊師よ、どうか世尊と比丘たちが、わたしの布施食を七日間続けてお受けくださいますように。わたしは年長者たる尊者を七日間、大いに礼遇いたします」

かくしてアナータピンディカ長者は、龍王ナンドーパンダに対するモッガラーナ尊者の勝利を、世尊を上首とする五百人の比丘たちに祝賀したのであった。

 

56話へ続く

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南伝ブッダ年代記

Episode 55  NANDOPANANDA, THE HAUGHTY Nāga KING

The Blessed One was once living in Sāvatthi, at the Jetavana Monastery. One afternoon, Anāthapiṇḍika, a millionaire of Sāvatthi, visited and listened to the Blessed One’s Dhamma talk. At the end of the discourse, he was very happy and inspired to invite the Blessed One, saying: “Lord, please accept my invitation for tomorrow’s alms-food at my house, together with the five hundred bhikkhus.” He
went home after the Blessed One consented. The next morning before dawn, when the Blessed One surveyed the ten thousand universes, He saw the nāga king Nandopananda within the range of His intellectual vision. The Blessed One also came to know that the nāga king held wrong views. Nevertheless, his mind was in the stage of maturity for spiritual transformation and could be tamed and established in the Triple Refuge. Again, when He continued to reflect as to who should untie the nāga king from the wrong views, He saw the Venerable Moggallāna able to tame this powerful nāga king. At daybreak, the Blessed One arose from meditation and addressed the Venerable Ānanda: “Ānanda, inform the five hundred bhikkhus to accompany the Tathāgata, who will make a celestial journey!” That day, there was a preparation for a feast and drinking orgy in Nandopananda’s drinking hall. Nandopananda was seated on a jewelled divine throne with a white divine umbrella held over his head. Surrounded by a congregation of nāgas and the three different
categories of female dancers, musicians and singers, he was seeing sumptuous food and drinks provided in celestial vessels. At that time, the Blessed One and the five hundred bhikkhus were levitating by means of supernormal power. They were travelling to the Tāvatiṁsa Heaven, passing above Nandopananda’s mansion and making themselves visible to him. On seeing the Blessed One and His disciples, such an evil thought arose in Nandopananda: “These shaven-headed ascetics go to the
Tāvatiṁsa Heaven and come out passing over my realm. From now on, I will not allow them to go above us, scattering the dirt of their feet on our heads.” Soon, he rose from his jewelled throne and hurried to the foot of Mount Sineru. Having changed his original form, he encircled the mountain seven times with his coils and concealed the
celestial realm of Tāvatiṁsa from sight by enveloping it with his gigantic hood laying prone from the above. Seeing the strange phenomenon, the Venerable Raṭṭhapāla said to the Blessed One: “Formerly, Venerable sir, standing from here, I could see clearly Sineru, its surroundings, the Tāvatiṁsa Heaven, the Vejayanta Palace, and Sakka’s flag hoisted on the Vejayanta Palace. Pray, Venerable sir, what is the cause that now I could see neither Sineru, its surroundings, the Tāvatiṁsa Heaven, the Vejayanta Palace, nor Sakka’s flag hoisted on the Vejayanta Palace? Why is it so?”
“Raṭṭhapāla, this nāga king Nandopananda is angry with us. With his body, he coils around Mount Sineru seven times, and he spreads his gigantic hood above it covering Tāvatiṁsa, creating darkness, making it invisible to us.”
The Venerable Raṭṭhapāla said to the Blessed One: “Venerable sir, let me tame this fierce nāga king,” but his request was rejected. Thereupon, several members of the Blessed One’s disciples, including the Venerable Bhaddiya, the Venerable Rāhula and so on offered to quell the nāga’s power. However, the Blessed One did not give His
permission. At last, the Venerable Moggallāna sought permission to tame the nāga king. The Blessed One granted it to him, saying: “Tame him, Moggallāna!” Without delay, the Venerable Moggallāna changed his body into a gigantic nāga and encircled Nandopananda fourteen times with his coils, raised his hood above Nandopananda’s hood, and pressed him down against Mount Sineru. The nāga king fought him by belching out vapour. The elder said: “The vapour is found not only in your body, but in mine as well,” and belched more powerful vapour. The nāga king’s vapour could not afflict the elder but the elder’s could afflict the nāga king. Then, the nāga king emitted blazing flames. The elder said: “The flames are found not only in your body, but in mine as well,” and emitted mightier flames. The nāga king’s flames could not afflict the elder but the elder’s could afflict the nāga king. In agony, the nāga king reflected: “This man is crushing and pressing me against Mount Sineru. He has also belched vapour and flames.” Then, he asked: “Who are you, sir?” The elder replied: “Nanda, I am Moggallāna.”
“In that case, Venerable sir, please assume your bhikkhu form!”
The elder returned to his original bhikkhu form and entered the nāga king’s right ear and came out of his left ear; again he entered his left ear and came out of his right ear. Similarly, the elder entered the nāga king’s right nostril and came out of his left nostril; again he entered his left nostril and came out of his right nostril. Afterwards, the nāga king opened his mouth, and the elder went into his belly by the mouth and walked from east to west and from west to east. At this time, the Blessed One warned the elder: “Moggallāna, be careful! This nāga king is of great power.”
“Venerable sir, I have successfully developed the four bases of psychic powers (iddhipāda) through the five kinds of mastery (Vasībhāva). I have turned it into a foundation, made it well established and thoroughly exercised. I can conquer a hundred, a thousand or a hundred thousand divine nāga kings like Nandopananda,
let alone single nāga king.” Then, the nāga king thought: “When he entered into my body, I did not see him. But when he comes out, I shall keep him between my fangs and devour him.” Having schemed thus, he said: “Please come out, Venerable sir, do not oppress me by pacing up and down inside my belly!” The elder came out and stood in front of him. As soon as he saw the elder, the nāga king—perceiving: “So, this is Moggallāna!”—tried to slaughter him directly by blowing a venomous blast from his nostrils. The elder instantly entered into the fourth stage of meditative
absorption and defended himself against this lethal attack. The blast could not ruffle even a single hair of his body. The other bhikkhus could perform all but the last manoeuvre. The ability of instantly entering into the fourth stage of meditative
absorption could be performed only by the Blessed One and the Venerable Moggallāna. That is why the Blessed One did not give permission to the other bhikkhus for taming the fierce nāga king, having seen this crucial moment in His intellectual vision during the early morning meditation. At that moment, Nandopananda was shocked and thought: “How weird! Even the blast of lethal venom from my nostrils could not strike a single hair of his body. This bhikkhu is indeed very powerful.” Thereupon, the elder changed his natural form into a supaṇṇa—a celestial bird, the eternal enemy of nāgas. He chased the nāga king and emitted lethal supaṇṇic blasts. Finding no way to escape, the nāga king turned himself into a young man and fell in salutation at the feet of the elder, saying: “Venerable sir, I go to you for refuge.” The elder told him: “Nanda, the Blessed One Himself is here. Come, we shall go to Him.” Having tamed the nāga king and withdrawn the poison
in him, the elder took him to the presence of the Blessed One. The nāga king paid respect to the Blessed One and declared:
“Venerable sir, I go to You for refuge.”
The Blessed One gave His blessings, saying: “May you be a happy nāga king.” Afterwards, accompanied by the bhikkhus, the Blessed One proceeded to Anāthapiṇḍika’s house. Having waited quite long, Anāthapiṇḍika asked the Blessed One:
“Venerable sir, why did You come when the day was far advanced?”
“There had been a battle of life and death between Moggallāna and the nāga king Nandopananda.”
“Who won, Venerable sir, and who was defeated?”
“Moggallāna won, and Nandopananda was defeated.”
Anāthapiṇḍika was elated with the news and said: “Venerable sir, may the Blessed One and the bhikkhus accept my alms-food offering for seven consecutive days. I will honour the elder for seven days.” Thus, Anāthapiṇḍika celebrated the victory of the elder over Nandopananda by honouring the five hundred bhikkhus headed by the Blessed One.

To be continued

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アシン・クサラダンマ長老

1966年11月21日、インドネシア中部のジャワ州テマングン生まれ。中国系インドネシア人。テマングンは近くに3000メートル級の山々が聳え、山々に囲まれた小さな町。世界遺産のボロブドゥール寺院やディエン高原など観光地にも2,3時間で行ける比較的涼しい土地という。インドネシア・バンドゥンのパラヤンガン大学経済学部(経営学専攻)卒業後、首都ジャカルタのプラセトエイヤ・モレヤ経済ビジネス・スクールで財政学を修め、修士号を取得して卒業後、2年弱、民間企業勤務。1998年インドネシア・テーラワーダ(上座)仏教サンガで沙弥出家し、見習い僧に。

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ヴィパッサナー修習(観察冥想)実践、仏教の教理を学び、先輩僧指導の下、2000年までジャワ島、スマトラ島で布教に従事。同年11月、ミャンマーに渡り、チャンミ・イェッタ森林冥想センターで修行し、2001年、導師チャンミ・サヤドーのもとで比丘出家。同年、ミャンマー・ヤンゴンの国際仏教大学(ITBMU)入学、2004年首席(金メダル授与)卒業。同年以降2006年まで、バンディターラーマ冥想センター(ヤンゴン)、バンディターラーマ森林冥想センター(バゴー)でヴィパッサナー冥想修行。

奥田 昭則

1949年徳島県生まれ。日本テーラワーダ仏教協会会員。東京大学仏文科卒。毎日新聞記者として奈良、広島、神戸の各支局、大阪本社の社会部、学芸部、神戸支局編集委員などを経て大阪本社編集局編集委員。1982年の1年間米国の地方紙で研修遊学。2017年ミャンマーに渡り、比丘出家。

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著書にヴァイオリニスト五嶋みどり、五嶋龍の母の半生を描いた「母と神童」、単一生協では日本最大のコープこうべ創立80周年にともなう流通と協同の理念を追った「コープこうべ『再生21』と流通戦争」、新聞連載をもとにした梅原猛、今出川行雲、梅原賢一郎の各氏との共著 「横川の光 比叡山物語」。2021年、逝去。
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