今週の偈 2021.05.24
男でも女でも、まず何より人間です。同じ人間であるというのに「平等」という概念を持ち込むとは、どういうことでしょう。人間に対して失礼です。そもそもの発想が間違っています。例えるなら、両親が自分の子どもを「平等に扱います」とわざわざ宣言するようなものなのです。言うまでもなく平等なのに、平等を言うということは、その前に優劣や差別の考えを持ったからです。どうですか?いかにそもそもが間違っているか、おわかりでしょうか。
アルボムッレ・スマナサーラ
初期仏教の「女性・男性」論: 女性こそ社会の主役、男性は暇な脇役です 日本テーラワーダ仏教協会/編より