今週の偈2025.11.3
つねに「今どうするか」を考える
本当は、どんなに被害を受けた人も、まったく被害のない人も、誰もがみんな、いつでも、「はい、次にどうしましょう」「次のステップは何なのか」という生き方で行為に徹して生きなくてはいけないのです。アクティブ・活発に徹しなくてはいけないのです。
微塵も悩んだらだめなのです。なぜなら、悩むことは行為です。美しい行いではありません。悪行為です。人が死んだら悲しむでしょう。あれも行為です。しかし、悪行為です。親戚が亡くなったとき、もう落ち込んで悲しくてしょうがない、というのは美しい行為ではありません。優しさでもありません。悪行為なのです。ですから、いつでも「どうすればいい?」ということを頭に入れて、すぐアクティブに行動に移らなくてはいけないのです。行為は、条件がそろったときに果報になります。
アルボムッレ・スマナサーラ
ブッダが教えた「業(カルマ)」の真実 初期仏教の本 日本テーラワーダ仏教協会より
